01-1137井上真改の若打銘 和泉守国貞 (白鞘) 刀
日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」鑑定書付き
表 銘:和泉守國貞 | 裏 銘:— | 時 代:寛文新刀 |
刃 長:75.6cm | 元 幅:29mm | 元 重:6.4mm |
反 り:1.4cm | 先 幅:22mm | 先 重:5.2mm |
目釘穴:2個 | 鞘を払って:—g | 刀身のみ:713g |
登 録:三重県教育委員会 平成 31 年 2 月 |
江戸時代前期に摂津の国で活躍した刀工。津田越前守助広と人気・実力で大坂新刀の双璧を成し
大阪正宗と称された程の名工です。
25才(1652年)の時、「和泉守」を受領。
以後、「和泉守国貞」と銘を切る。
銘は「国貞」が多く、晩年は(1672年)は「真改」と切るが、「真改」銘は少ないと言われています
。国貞の父親も「国貞」と銘を切った為、父親の作刀は「親国」「親貞」等と区別されています。
1682年53才の若さで急逝。大阪上寺町、重願寺に葬られました。
(現在はお寺の移転で東大阪額田に移転)
生茎五字銘 明暦〜満治頃の作。
地沸微塵に敷き地景ふんだんに織り成し板目調の肌合。
湾れ調互の目丁子足繁く入る。沸匂厚く深い。匂口抜群に冴える。
長さも約二尺五寸あり、姿も反りも適度で姿も美しい名品。
残念な事に茎が少し傷んでいますが、そう気にするほどでは無いと思います。