01-3003(葵紋)康継以南蛮鉄於武州江戸作之(江戸三代)
日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」鑑定書付
表 銘:康継以南蛮鉄於武州江戸作之 | 裏 銘:— | 時 代: |
刃 長:83.0cm | 元 幅:3.23cm | 元 重:7.3cm |
反 り:1.0cm | 先 幅:1.89cm | 先 重:0.44cm |
目釘穴:2個 | 鞘を払って:1206g | 刀身のみ:1033g |
登 録:高知県教育委員会 昭和 51 年 4 月 |
康継(江戸三代)
二代康継の嫡子として生まれ、十七歳の若さで三代目を襲名している。
幼年期より幕府御用鍛冶を務めた名工である。
康継家は初代が徳川家康より«康»の字を賜り、徳川家の家紋である
«三葉葵紋»を茎に切ることを許された刀匠です。
康継は幕末、明治まで十二代続いており、三代目からは
江戸と越前に分派しております。
鎬造り 庵棟尋常
中切っ先鍛え地沸微塵に付き板目肌良く詰み細やかな地景
しきりに入り美しく冴える。
刃文互の目足葉が満遍なく入り沸匂い厚く付き、
匂い口うるんですこぶる明るい。
帽子直調焼き深く小丸に返る。