01-401越前國兼法(白鞘)短刀
日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」鑑定書付
表 銘:越前國兼法 | 裏 銘:— | 時 代:新々刀 |
刃 長:29.5cm | 元 幅:2.82cm | 元 重:0.58cm |
反 り:—cm | 先 幅:— | 先 重:— |
目釘穴:2個 | 鞘を払って:— | 刀身のみ:214g |
登 録:岡山県教育委員会 昭和 50 年 11 月 |
兼法に出自については赤坂千手院系の奈良派とされ、明応八年紀の兼法が事実上初代とされる。
室町時代末期までの約百年間に5名の同銘工がある。
本作には越前国の居住地銘があり、慶長頃の兼法の作と思われる。江州下坂より越前に移り、
二代兼法の弟子、後に養子となったとされ、最も上手と評される。
姿 平造
地鉄 精良。地沸豊富につき、板目流れごころ。鎬地ややザングリとして流れる。
刃文 直刃湾れ。足入り、刃沸均一に良く働き、金筋を交えて明るく冴える。
鋩子 大きく焼き込んで小丸に返る。
茎 生ぶ、大筋違鑢、剣尻。
鎺 金着せ一重