01-413次郎太郎直勝(拵)短刀
日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」 鑑定書付
表 銘:次郎太郎直勝 | 裏 銘:安政二二年二月日 | 時 代:新々刀 |
刃 長:30.0㎝ | 元 幅:31.3mm | 元 重:6.2mm |
反 り:0.6㎝ | 先 幅:25.3mm | 先 重:6.0mm |
目釘穴:1個 | 鞘を払って: | 刀身のみ:347g |
登 録:石川県教育委員会 平成20 年 12 月 |
大慶直胤の養子である次郎太郎直勝の短刀です。
身幅、重ねともたっぷりと付き、地刃ともに精良。
鉄が良く、ずっしりとした健全な作です。
姿 菖蒲造、身幅、重ね付き鎬やや高めで鎬幅狭い。
地鉄 小板目、鎬柾がかる。非常に冴えてよく詰み精良。地沸細かく微塵に敷き、緩んだところなく美しい。
刃文 互の目調で鎺元三分の一ほど焼き、直調に変化する。刃良く冴えて互の目に刃沸が働き、足短く入る。
鋩子 小丸に上品に返る。
茎 化粧鑢有り、大筋違鑢で棟も鑢目有り。茎すこぶる良好。
鎺 赤銅に金着二重
拵 当時の作であろう、時代一作拵え付き。小柄・笄有り。