04-192貝尽図目貫 水戸 金無垢
日本刀剣保存会「正真」鑑定書付
時代:江戸 | 銘:なし |
表(縦×横):11.0mm×34.7mm | 裏(縦×横):10.8mm×33.7mm |
上質の金無垢地を裏から丁寧な打ち出しで量感豊かにととのえる。表裏とも、中央に鮑、左右に栄螺・蛤を、それぞれの特徴を表現した練達の彫技で、見惚れる程の精巧な出来あがりで、かつ品位高く、感嘆おくあわたずとは、まさにこのことであろう。海の幸であり、いきがい、やりがいの語呂合せでも好まれた題材で、このような目貫は鑑賞としても勿論良いが、柄に巻いた時に一層華やかになるもので、拵用の目貫として使用すると一層映えることであろう。今年、「正真」の鑑定において 水戸に極められた。