01-1115国長 (白鞘・拵付) 刀
日本美術刀剣保存協会「保存刀剣」鑑定書付
表 銘:国長 | 裏 銘:なし | 時 代:室町 |
刃 長:71.1cm | 元 幅:27.6mm | 元 重:5.3mm |
反 り:2.1cm | 先 幅:19.7mm | 先 重:4.0mm |
目釘穴:2個 | 鞘を払って:733g | 刀身のみ:621g |
登 録:広島県教育委員会 昭和 41 年 4 月 |
美濃千手院国長と推測される。
大和千手院派の流をくみ、美濃赤坂にて鍛刀し室町時代後期まで繫栄した。
国長は美濃千手院の祖とされ、南北朝時代以降、数代の同銘作が存在する。
本刀は室町時代に作刀されたものと極められる。
【鋩子】湾れて尖りごころに小丸に返る
【鍛え】板目流れ心やや肌立つ 地沸豊富につき白け映りごころ
【刃紋】尖り互の目良く揃い、所々に砂流しかかる。
【茎】区を送り大振りの古調な銘で国長と切る。