01-2066山城国住藤原信吉 (白鞘) 脇差(日刀保・特別保存刀剣)
日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」鑑定書付
表 銘:山城国住藤原信吉 | 裏 銘:なし | 時 代:新刀 |
刃 長:54.1cm | 元 幅:31.1mm | 元 重:7.9mm |
反 り:1.6cm | 先 幅:21.9mm | 先 重:6.2mm |
目釘穴:1個 | 鞘を払って:717g | 刀身のみ:630g |
登 録:大阪府教育委員会 平成 31 年 8 月 |
業物、京五鍛冶。高井金三郎(初代信吉)今日三品門下に属し、平安城を拠点とした。
丹波守吉道、近江守源久道、近江守一竿子忠綱、伊賀守金道とともに京五鍛冶に数えられ、
山城国を代表する新刀鍛冶である。その親族らはのちに摂津に移住、それぞれ信吉を名乗り、
越前守、阿波守、相模守、河内守を受領、大阪三品一門の発展に尽力した。
地鉄 板目よく詰み鎬地柾目。地斑が刃境に沿って交じる。鎬状の沸働き、葉所々に入る。
ややざんぐりとしており、良く錬られた精良な地鉄。
刃文 直刃。所々に喰い違い刃、足入る。
鋩子 小丸、裏掃き掛ける。
茎 生ぶ 山城國住藤原信吉と切る。
鎺 銀着一重鎺