日本刀剣保存会 鑑定書付
時代:江戸 | 表銘:亀楽斎孝興(花押)<割側銘> |
表(縦×横):15.1mm×29.9mm | 裏(縦×横):14.9mm×29.7mm |
梅紋と三つ目結紋を並べて彫る。この場合は、主家と並べたと思われ主家の梅紋を金色絵し自家の三つ目結紋は黒いままにしてある。重なりがお互いに違うが当然梅紋が上に重なっている方が表になる。定紋というのは他の図柄と比してやや面白味にかけるといわれるが、主家・自家の家紋を注文で彫らせる訳であるから出来の良い入念作が多い。本作も江戸後期を代表する京金工の名工 大月光興の弟子で池田孝興に依頼した入念作中の入念作である。尚、亀楽斎興孝は池田孝興の前銘である。